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カンボジア東北部ラタナ=キリー州オー=ヤダーウ郡サオム=コル村で、4月上旬に多くの村民が熱病にかかったのは、村に住むロチョム=チャー氏(52)の呪力によるものだと村民たちが信じている。『ザ プノンペン ポスト』紙が17日付で伝えた。
サオム=コル村は、人口200人に満たない少数民族チャラーイ人の村で、チャー氏もチャラーイ人。郡知事・郡警察長官・郡軍警察は事態を重く見て16日村民と会合を開いたが、チャー氏によると、出席したチャー氏に村民およそ200人が激しく罵声を浴びせ、「怒りを抑えきれず殺してしまうかもしれない」と叫んだ。村民たちはチャー氏一家30人に対し、村から出ていくよう求めている。
ソル=ビエン村長は、チャー氏が呪術師だと信じていると16日述べた。なぜなら、チャラーイ人のしきたりに従ってロチョム=チャーの神に捧げ物をしない限り、村民の病気は治らないからだという。
「この村の家族は病気になるといつも、しきたりに従って豚の頭と酒をロチョム=チャーの神に捧げない限り、決して治ることはない。不思議なことに、他の神の名を唱えてしまうと、病は治らないのだ」と村長。
村民プリアン=プオンさんは「村民たちは100パーセント、ロチョム=チャーが呪術を会得していると信じており、彼はこの村にもはや住むことはできない。もし聞き入れないなら、村民たちは彼の家族の命を保証できない」と16日話した。
チャー氏の家族によると、チャー氏は1982年にも呪力を使ったと村民たちから疑われており、その時はチャラーイ人のしきたりにより、融かした鉛を手に流し、手のひらがただれなかったことによって潔白を示したという。
カンボジアではラタナ=キリー州コーン=ムム郡スリアンコーン村で2002年、呪術師とされた一家を、村民たちが村長・地区長の支援のもとで火あぶりに処している。
2011年05月18日
カンボジアウォッチ編集部
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