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| [社会]KR裁判への関心 |
カンボジアウォッチニュース
2006年07月05日 |
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3日にクメールルージュ特別法廷の判事、検事任命式が行われたが、市民の関心はあまり高まっていないようだ。
10人の家族を失った雑誌販売店主モック・サイ・ビボルさん(48)は、王宮裏のブックスタンドで「トップのみを裁く裁判に満足していない。私はあの時代を生き、多くの残虐行為を目にし、多く加害者を見てきた。彼らが裁かれずごく少数の人間のみが裁かれるのでは不充分だ。」と語り、数人の指導者のみを裁く予定の裁判に、多くの市民が不満を持っている現状が伺える。また、「もし裁判が公正であれば、現政権高官でポルポト派に従っていた人間も、対象となるべきだ」と語った。
クメールルージュによる拷問で死に至った父親を持つ警察官コン・タリーさん(51)は、裁判に至る長い年月が、全てを風化させてしまったと言う。「我々はクメールルージュについて正義を望んでいたが、何が起きたかを思い出すにはあまりに長い時間が経ってしまった。今我々が思い出せるのは起きたことの半分だけだ。」
また、民主カンプチア(クメールルージュ時代)のことは、未だにトラウマだと感じている人も多くいる。バッタンバン州出身の駐車場係員コル・ピッチさん(65)は、裁判について最低限の情報しか知りたくないと語る。「私は裁判について何も知りません。何も考えなければ心が平穏です。過去を思い出すと、心が怒りで溢れてしまいます。クメールルージュ時代の直後に裁判が行われたのであれば、人々は満足したでしょう。今からでは遅すぎます。元指導者は病気持ちの老人です。どうして、彼らを裁くのにお金を浪費するのですか?」
スヴァイリエン出身のサトウキビ売りサオ・セイさん(48)も同意見だ。「あの時代は非常に厳しかった。だが、それは遠い昔のことだ。元指導者を刑務所に入れたからといってどうなる?。国民はそれから何も得るものはない。」
クメールルージュの拠点だったパイリンに住む元クメールルージュ兵士ドゥッ・シロンさんは、裁判から得られるものは無いと言う。「私は裁判を望んでいません。裁判は、過去の苦しみを思い出すと共に、お互いに復讐心を呼び起こすだけです。過去を忘れ、平和に共に暮らす努力をすべきです。」
[2006年7月5日カンボジアデイリー]
2006年7月6日 カンボジアウォッチ編集部
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