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タイ国境のプレア=ヴィヒア寺から約2キロメートルに位置するトロープ山で今日5日朝6時15分、両軍による交戦が再び勃発した。交戦は朝7時まで継続した。カンボジア軍のチュム=ソチアト報道官が発表した。
カンボジア軍に戦死者はないという。また同報道官は、タイ兵1名を追加で捕虜としたと述べ、昨日4日捕虜としたタイ兵4名とあわせて、捕虜タイ兵は5名となったと述べた。
トロープ山を含むこの付近の3つの地区では昨日4日午後にも戦闘があった。
カンボジア現地軍のチャン=ソヴァンチャイ氏によれば、昨日4日の戦闘でカンボジア兵1名・カンボジア人民間旅行者1名が死亡したほか、22名が負傷した。今日5日の戦闘ではカンボジア兵5名がタイ軍からの攻撃により重傷を負った。また氏は、交戦はタイ軍が昨日4日の交戦で戦死した兵士たちの遺体を回収するため国境を越えたことから始まったと語った。氏は、タイ兵数名の遺体がタイ軍によって回収されていくのを見たと語ったが、タイ軍の戦死者が何名なのかはわからないと語った。中国国営新華社通信が伝えた。
共同通信が伝えたところによると、カンボジア軍幹部は、カンボジア兵2名とカンボジア民間人1名が死亡、12名が負傷したと述べるとともに、タイ兵23名が戦死、数十名が負傷したと述べた。
カンボジア兵アーチ=ヴィチェット氏は、交戦はタイ軍が不明兵士の捜索のため国境を越えたことから始まったと語った。AP通信が伝えた。
カンボジア軍のダルン大佐によると、交戦ではロケット砲・機関銃・迫撃砲・大砲も使用された。
タイ軍のSansern Kaewkamnerd報道官は、今日5日の交戦でタイ兵1名が戦死したほか、タイ兵4名が負傷したと述べるとともに、2日間でタイ兵計8名が負傷、タイ側の家屋13軒が炎上もしくは損壊したと発表した。また、タイ兵が捕虜となった事実はないと述べた。タイの各報道によれば、昨日4日の交戦でタイ人住民1名が死亡している。
タイの外務省によれば、タイ側の少なくとも3千戸が避難している。
目撃者によると、カンボジア軍は今日5日、兵員・燃料・食糧を積んだトラック群を交戦地区へ送った。
カンボジア軍のチア=ダラー副司令長官は、両国の現地軍幹部による会談が今日5日午前10時に予定されていると述べた。
各報道によれば、タイ軍はトラック20台分の兵員を会談場所付近へ送った。会談は午前10時40分に開始された。
DAPニュースによれば、会談出席者はカンボジア側10名・タイ側8名。
カンボジア側は会談の席上、カンボジア軍が兵員を配置していない場所からタイ代表団がカンボジア領へ入ってきたことについて、泥棒が他人の家にこっそり忍びこむようだとして非難した。
この国境地区を管轄するカンボジア王国軍第三管区のスレイ=ドゥック司令官は会談の席上、ソムボック=クムムに両軍兵士の立ち入りを禁ずる非武装地帯(DMZ)を設けることを提案した。
また同司令官によれば、カンボジアのフン=セン首相は、交戦で焼失した国境の建物を両軍兵士5名ずつによって共同で再建することを提案した。
カンボジア軍は会談終了後、捕虜タイ兵4名をタイに返還した。
またチア=ダラー副司令長官によれば、昨日4日の戦闘でプレア=ヴィヒア寺の壁面などが軽い損傷を被った。
カンボジアの外務国際協力省は昨日4日夜声明を発表し、この中で、「2月4日のタイ軍による攻撃は、130ミリメートルおよび155ミリメートル砲弾多数を使用し、それらはカンボジア領内へ20キロメートルも侵入した。この攻撃により、世界遺産プレア=ヴィヒア寺は深刻な損害を多く被った。また、カンボジアの兵士・住民に死傷者10名以上を出した。かかる非道な攻撃に接してはカンボジア軍としてはやむなく、カンボジアの主権と領土保全を防衛するため、自衛のための反撃に出ざるをえなかった」と述べた。
2011年02月05日 カンボジアウォッチ編集部
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