|
カンボジアの商務省の統計によれば、カンボジアからシンガポールへの昨年の輸出額は4億3820万米ドルで、前年の1億1700万ドルから275パーセント増加している。これについて商務省のチャン=ノーラー長官は、土砂の輸出増と、縫製業などのシンガポール系加工貿易企業の実績拡大によるものとの分析を先月31日示した。
カンボジア商工会議所のグオン=メーンテッチ会頭は、世界経済危機におけるシンガポール系企業の経営の優秀性を強調し、「昨年の世界経済危機で、多くの工場が閉鎖に追い込まれたが、シンガポール系の工場は一つも閉鎖されなかった。これが貿易増につながった」と述べた。
昨年におけるベトナム・タイ・韓国・香港・マレーシアのカンボジアとの貿易額は、それぞれ前年よりも軒並み減少している。ラオスとの貿易額は4パーセント増加している。
土砂の輸出は、近隣のインドネシアやベトナムが禁止したことから、カンボジアのコ=コン州などからの輸出が増大している。しかしこれについて環境NGO等から、河川・海岸環境や水産資源への悪影響のおそれが指摘されており、フン=セン首相は同様の理由から昨年5月と7月にカンボジアからの土砂輸出を条件付で禁止している。
2010年06月01日
カンボジアウォッチ編集部
|