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トップコラムカンボジア通信04 ノーリーに揺られてバッタンバンを行く
カンボジア通信 2006年2月19日
05 ノーリーに揺られてバッタンバンを行く


カンボジアの鉄道には、首都プノムペンを起点として南線(プノムペン〜シハヌークヴィル間の266キロ)、北線(プノムペン〜バンテアイミエンチェイ州オーチュラウ間の385キロ)のふたつの路線がある。この北線の線路の一区間を使ったおもしろい乗り物が、カンボジア西部のバッタンバン州にある。竹と木材で作った長方形(2.5メートル×4メートル程度)の荷台を金属の車輪に乗せてトロッコのようにした乗り物で、カンボジア語では「ノーリー」と呼ばれる。
ノーリーはガソリンを動力とした小型エンジンで走り、人間ばかりではなく家畜(鶏、牛など)、自転車、モト、農産物といったさまざまなものを載せて運ぶことができる。地元の人にとっては便利な交通機関のひとつで、ちょっとしたスリルの味わえるアトラクションのようなものとして外国人旅行者にも親しまれている。
ノーリーの車高は線路から数十センチのため、実際の速度はどの程度かわからない(『地球の歩き方 アンコールワットとカンボジア』によると時速約8キロ)が、体感速度は時速25キロくらい。線路の連結部分につなぎ目の粗いところが多く、そこを走るとき「ガッタン、ガッタン」という音とともにちょっとした衝撃が走る。
乗り場のひとつは、10世紀頃の建造と考えられている寺院遺跡ワットバナンから約10キロのソンカエ郡オースロラウ村にあり、そことバッタンバン市内のほうに向かって数キロ先のソンカエ郡オードンボン村の間を往復する。バッタンバン駅までは行かない。乗車料金はモトドップによるとカンボジア人の場合、1人2000リエル(1米ドル=約4100リエル)、外国人の場合はノーリー1台1万リエルだ。
モトドップのなかにはワットバナン、ワットプノムソンパウの見学とノーリー乗車を組み合せた旅を提案してくるものもいるので、それに乗れば遺跡見学とノーリーの旅を効率よく楽しむことができる。モトドップのモトはノーリーに載せることができるため、オードンボン村で新たにモトドップを探す必要はない。午前8時ごろバッタンバン中心部を出れば、寺院遺跡をゆっくり見て回ってノーリーに乗っても夕方には市内に着く。
寺院遺跡の見学と組み合せてノーリーの旅を体験してみた。「乗り場」といっても駅のような施設があるわけではなく、線路と土の道が交差するところに乗客を相手にした屋台がいくつか出ているだけ。ノーリーは線路の脇に置かれている。周囲は木造の高床住居が点在するカンボジアの農村だ。
発車時刻は決まっておらず、客が集まったら準備をして出発となる。まず、線路に車輪を乗せて車輪と車軸の接続部分に潤滑油を塗る。台車を持ち上げて上に載せ、小型エンジンを装着。エンジンにガソリンを注ぎ、「座席」に当たる部分にござを引けば準備完了だ。
線路は単線のため、反対側から別のノーリー(または鉄道)が走って来た場合は、どちらかが停車してノーリーを線路から外し、進路を譲らなければならない。実際に乗ってみたとき2台のノーリーと対面したが、どうやら荷物や乗客数の少ないほうが譲るようだ。鉄道の場合はもちろんノーリーが譲ることになる。
途中で何度もガッタンガッタンと揺られながら、カンボジアの米所バッタンバンの写真映えする風景を眺めているのは気分がいい。ノーリーの「のんびりさ」はカンボジアの田舎に漂うおおらかな空気とよく合う。各駅停車に乗って旅をするのが好きな人は、ノーリーの旅もきっと気に入ってもらえるだろう。
さてこのノーリー。現在でも現役で活躍しているが、地元のカンボジア人によると、1993年から1996年頃までは今よりも活躍していた。というのも当時、北線と平行するようにして走る国道5号線の状態が現在よりも悪く、車やバイクの走行が困難であったため、ノーリーはプノムペンとバッタンバンをつなぐ輸送手段として重宝されたというのだ。現在は道路事情が改善され、複数のバス会社が長距離バスを走らせるようになったため、ノーリーの需要は当時より減ってしまったが、冒険心をくすぐるこの乗り物は、多くの人や動物、物を乗せ、「ガッタン、ガッタン」という音とともに田園風景のなかを元気に走っている。


井伊誠のブログ「カンボジア通信」はこちら>>> http://cambodia.blogtribe.org/
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