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カンボジア通信 |
2005年9月4日 |
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16 効果のない硬貨? |
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▲おじさんの手のひらに乗せられた各国の硬貨
地雷で足を失い、ある観光地Aの前で物乞いをしている知り合いのカンボジア人がいる。彼とは顔を会わせるといつもちょっとした世間話をしている。
ある日のこと。話の流れからそのおじさんの財布の中を見せてもらうことになった。観光地Aにはいろいろな国からの観光客が訪れるため、おじさんの財布のなかにはマレーシアリンギ、タイバーツ、アメリカドル、韓国ウォン、ミャンマーチャット、中国元、ユーロといったいろいろな国や地域の通貨が入っている。
「たくさん(の国のお金が)あるね」
というと
「たくさん(の額のお金)はないよ」
とおじさん。
おじさんの財布のなかには紙幣ばかりではなく、いろいろな国の硬貨もある。その硬貨を手にとって見比べていた僕を見ておじさんがいう。
「これ、両替できないから使えないんだよね」
両替所や銀行で両替できるのは原則として紙幣だけなので、例外を除き硬貨を両替することはできない。だからせっかくもらってもカンボジアでは使えないし、おじさんにはカンボジア国外へ行くお金はない。つまり、持っていてもそのままでは事実上通貨として機能しないため意味がないのだ。日本以外の国の通貨には今のところお世話になる予定はないが、日本円なら帰国したときに使えるので、おじさんに頼まれた100円玉3枚をリエルに交換してあげることにした。
300円と聞くと安く感じられるのだが、リエル換算すると1米ドル4000リエル計算で1万2,000リエルにもなる。朝食(豚肉のせごはんやクイティウ)が2,000リエルで食べられる国で1万2,000リエル(2,000リエルの朝食が6回食べられる)といったら大金だ。日本では朝食を外で食べると安くて300円から500円くらいかかる。その6倍だから単純計算で1万2,000リエルは1,800円から3,000円くらいに相当すると考えられる。
どうせお金を分けてあげるのなら、同じ額でも日本円ではなくカンボジアで両替せずにそのまま使うことができる米ドル、もしくはカンボジアリエルでお願いできないものだろうかと思った。 |
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井伊誠のブログ「カンボジア通信」はこちら>>> http://cambodia.blogtribe.org/ |
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