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カンボジア通信 |
2005年8月23日 |
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13 首都プノムペンで賃貸住宅を探す |
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カンボジアの首都プノムペンで賃貸住宅を探すときに少しは役立つと思われる情報をまとめてみた。
1、どんな物件があるか
■アパート
アパートといっても日本のそれとは違い、一階(カンボジアではグランドフロア)に管理人室があって警備員が常駐というマンションに近い構造の住宅が多い。

▲バンケンコン1地区にあるアパートタイプの住宅
■一戸建て
一戸建てをまるまる借りる形と一戸建ての一部を借りる形とに分けられる。一部を借りる場合、一階に大家さんが住んでいて、同じ家の二階や三階を借りる場合が多い。
一階の大家さんの部屋を通らないと上の階に上がれない構造の家と外階段がついていて大家さんの部屋を通らなくても上がれる構造の家とがあるので、一戸建ての一部を借りる場合はその点を考慮する必要がある。バイクや車を持っている人は、駐車・駐輪スペースについても確認しておきたい。
また、一戸建ての物件は家具なしと家具(テーブル、ソファー、クロゼット、ベッドのほかにテレビ、冷蔵庫、エアコンなどの電気製品も含む)ありの二つに分けられる。家具を持っていない人が家具なしのところに住みたい場合は、大家さんに相談すればたいてい入居前に揃えてもらえる(有料)。もちろん自分で買いそろえることも可能だ。

▲〔参考〕ある一戸建て住宅の2階の間取り(バンケンコン3地区)。家賃は月150米ドル
■プテヤロヴェーン
長屋を二階建て、または三階建てにしたような構造の住宅のことで、一般に一階は店舗として利用され、二階より上の部屋を貸し出している。一戸建ての住宅が横にいくつも連なっているのを想像するとわかりやすいかもしれない。
2、家賃の相場は?
どこの都市でも同様だが、中心部の便利だと考えられている地域は高い。プノムペンの場合、高級住宅地のバンケンコン1地区がそれにあたり、寝室+居間+台所+風呂場(トイレ含む)で250米ドル前後から。一方、トゥオルコーク、オールセイ、トゥオルトンプーン南部といった地域には安めの物件が多い。知り合いによると、トゥオルトンプーン南部では寝室(二部屋)+居間+風呂場(トイレ含む)で150米ドル(家具つき)がひとつの目安だ。また、4畳半くらいの部屋がひとつだけ(台所なし)という物件(家賃は35米ドルくらい)もある。なお、いずれの物件も光熱費は別だ。
>>参考地図
3、どうやって探す?
■不動産屋をまわる
日本と同様、不動産屋を尋ねて希望の条件を伝え、物件を紹介してもらうという方法だ。不動産屋はたいてい英語でreal estateと記した看板を出している。ただし、不動産屋をまわる場合はカンボジア語(クメール語)、英語、フランス語、中国語などの言語を話せないと交渉できないので、これらの言語ができない人はできる人に協力してもらう必要がある。いずれの言語が通じるかは不動産屋の従業員によるが、多くの不動産屋では外国人をターゲットとした物件を扱っているため、英語はまず通じると考えていい。

▲バンケンコン1地区にある不動産屋
■足を使って探す
自分で町を歩き、賃貸物件を探すという方法だ。賃貸物件には英語でFor Rent、またはカンボジア語でプテヤチュオル[phteah chuol]、写真参照)と記した紙が門前に貼られているので、それを見つけたら大家さんを尋ねて部屋を見せてもらう。For Rentと出ている場合は英語が通じる可能性は高いが、必ずしも大家さんが英語やフランス語を話せるとは限らないため、カンボジア語ができることが望ましい。中国系の大家さんなら中国語(北京語など)も通じる。アパートの場合、ほぼ確実に英語が通じると考えていい。

▲目印はこの張り紙だ
■知人に頼んで探してもらう 信用できるカンボジア人の知り合いがいる場合は、その人に条件を伝えて探してもらうという方法もある。 |
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井伊誠のブログ「カンボジア通信」はこちら>>> http://cambodia.blogtribe.org/ |
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