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カンボジア通信 2005年5月31日
09 国民的飲科ココナッツジュースの真価
[写真1]路上のココナツ売り(首都プノムペン)

ココナツ(カンボジア語で「ドーン」[do:ng])は、カンボジアに自生する植物の中でもっとも有用なもののひとつだろう。というのも、ココナツの葉は家の屋根を葺くのに用いられ、胚乳(果肉のような部分)やジュースは食用され、幹は建築資材となるからだ。"Dictionary of plants used in Cambodia"(以下、便宜上"Dictionary"とする)によるとココナツの花は結婚式の際に用いられるときもある。つまり、不要な部分はほとんどない植物といえる。

《訂正》
葉が家の屋根、幹が建築資材として使われるのはココヤシではなくサトウヤシ(オオギヤシ)でしたので、この場にて訂正いたします。


さて、今回取り上げるのはココナツのジュース(カンボジア語で「タックドーン」[twuk do:ng]、以下、便宜上「ココナツジュース」とする)だ。ココナツジュースとは、未熟のココナツの実の中にたまっているジュースのことで、カンボジア各地で飲まれている国民的飲料のひとつである。水より水分の吸収率がいいため、カンボジアでは熱を出したときにココナツジュースをたくさん飲むと早く熱が下がると考えられている。また、香港出身の知人によると、ココナツジュースを毎日飲めばニキビがなくなるし、"Dictionary"には「伝統医療を施す医者はココナツをつかって赤痢に効く薬をつくる」「ココナツの樹液は虫歯の痛み止めとして用いられる」と書かれている。

一般にカンボジアでは、鉈のような刃物、または中華包丁を使ってココナツの実の上部を切り落とし(写真参照)、そこにストローを指してジュースを飲む。熟したココナツのほうは、実の内側にびっしりと張りついている胚乳(カンボジア語で「クティヒドーン」[khtih do:ng])を使っておかずやデザート、ココナツ油を作ったりするが、ジュースはあまり飲まない。なぜなら未熟のココナツのジュースのほうが甘いからだ。ココナツジュースの価格は首都プノムペンの場合、1つ1000R(1USD=約4100R、2005年5月29日現在)程度。路上でココナツを山積みしているココナツジュース売りから買うことができる。また、リヤカーにココナツをたくさん積んだココナツ売りもいるし、グラス入りの冷えたココナツジュースを提供しているレストランもある。

僕が初めてココナツジュースを飲んだのは、数年前にアンコール遺跡群を観光しているときだった。レンタルバイクに跨がってバンテアイスレイ遺跡を目指していた途中、休憩がてらとある食堂で飲んだのだが、「冷たいものを」と注文したにもかかわらず、出てきたそれは実の表面が冷たいだけで中のジュースはぬるかった。しかもスポーツドリンクをものすごく薄くしたような味で、味に芯がなくぼやっとしている。はっきりいってまずい。それ以来、何度かカンボジアを訪れたが、最初の出会いが悪かったためココナツジュースを飲みたいと思うことはなかった。

ところが、である。

プノムペンで暮らし始めてからココナツジュースの真の味を知った。プノムペンで売られているそれがシェムレアプのものと根本的に違うわけではない。飲用温度に問題があったのだ。ビール(に限った話ではないが)にも適した飲用温度があるのと同様、ココナツジュースにもそれがあったようである。
あるときプノムペンでよく冷えたココナツジュースを飲む機会があったのだが、ピンと一本はっきりとした甘味の芯があるように感じられ、ぬるいものとの大きな味の違いに驚きを隠せなかった。以来、ココナツジュースを愛飲するようになり、日常的に飲んでいるうちにあることに気がついた。「はずれ」のココナツジュースにはしばしば青臭さがつきまとうのだが、よく冷えたものは「はずれ」であってもそれを感じにくいのだ。

シェムレアプは多くの観光客がひっきりなしに訪れるため、観光地付近で売られている飲み物は充分冷える前に売れてしまう場合が多い。なので、プノムペンと比べるとよく冷えたものと出会うのは難しいかもしれないが、ちょっと工夫すればココナツの真価を味わうことは不可能ではないと思う。僕が考えたその工夫をこの場で勝手に紹介しよう。

1)郊外の村で買う
遺跡や町からやや外れた郊外の村なら、外国人観光客が頻繁に訪れる場所と比べて販売の回転が遅いため、ある程度冷えたものを入手しやすい(かもしれない)。

2)外で買ってホテルやゲストハウスの中で飲む
冷えていないものを買い、それを宿まで持ち帰って冷やして飲むという方法だ。ホテルや一部のゲストハウスの客室には冷蔵庫がついているので、そこに入れておけばいい。客室に冷蔵庫のないゲストハウスの場合でも、たいていフロントのそばに冷蔵庫があるのでそれを一時的に貸してもらうか、氷を買って(もしくは少量分けてもらって)グラスに入れ、そこにジュースを注いで冷やせばいい。この場合、購入場所から宿までの時間や周囲の環境にもよるが、買うときにココナツの実の上部を切ってもらい、ストローの差し込み口を作ってもらった方がいい。なぜなら、日本の家庭で一般的に使われているような包丁や小さな果物ナイフでココナツの実に穴を開けるのはやや骨が折れるからだ。

ところで、一言でココナツといってもカンボジアにはいくつかの種類がある。「カンボジアのことはカンボジア人に聞け」ということで妹と兄さんに尋ねたところ、ドーンプアエム(「甘いココナツ」の意)、ドーントッカエ(「トッケーのココナツ」の意。トッケーは爬虫類の一種)、ドーンプルーン(プルーンは「電気、火、灯」の意)、ドーンクロオープ(「いい匂いのするココナツ」の意)、ドーンプレーン(「油のココナツ」の意)の代表的な5種類のココナツを教わった。兄さんによると、以上5種類のココナツのうち、通常ドーンプレーンのジュースは飲まず、それ以外の4種のジュースは飲む。また、妹によると4種のなかで最も甘いジュースを有するのはドーントッカエだ。

今までココナツの種類にあまり注意を払ったことがなかったため、今度からココナツジュースを買うとき、売り子にココナツの種類を聞いて種類別の味を比べてみよう
井伊誠のブログ「カンボジア通信」はこちら>>> http://cambodia.blogtribe.org/
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