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トップコラムカンボジア通信薬を飲む前に...
カンボジア通信 2005年5月18日
08 薬を飲む前に伝統療法のコックョル
約2週間、正体不明の病気で苦しんでいた。体が怠くて頭が痛く、ひどい咳に加えて高熱。とうとうデング熱にでもやられたのかと思ったよ。医者に行って見てもらったら
「なんかしらの細菌にやられたんだろう」
なんかしらって何さ? と思いつつももらった薬を飲み続けたのだが効きやしない。し〜かたがないのでまたヒイヒイいいながら同じ医者のところに行って見てもらったら、今度は
「肺炎だ。この薬を飲めば早く治る」
と笑顔を浮かべる。確かに肺炎だったら細菌にやられてることになるけどよう。プロだったら肺炎くらい1回目の診察で見抜いてくれよう。おかげてこっちはさんざん苦しんだんだぞ、バカヤロウ! 現在は何とか症状は改善したが、二度と同じ目には遭いたくないね。

さて、前振りが長くなったが、上記のような状態で僕が肺炎と戦っている間、惨状を聞きつけたカンボジア人のVさんがお見舞いに来てくれた。Vさんを知るKさんによると、Vさんは健康青年とのこと。そこでVさんに過去に患ったことのある病気の話などを聞いた。そのときのことだ。同じ場にいた友人が
「この人(僕のこと)、この薬塗ったんだよ。もうすっかりクマエだから」
と言う。この薬とは日本のタイガーバームそっくりの塗り薬のことだ。カンボジア人(クマエ)は体調が悪い時、お腹を壊した時、筋肉痛のときなどにコイン、またはそれに準ずる金属片を用いてひっかくようにこの薬を体に塗る。この民間療法をクマエ(カンボジア語)ではコックョル[koh khyol]という。金属片を用いず、単に手で塗るだけの場合もあるが、その場合はコックョルとは言わない。今回、僕は足と背中の怠さがなかなか取れなかったので、この薬に頼ることにした。

コックョルを初めて体験したのは、コンポンスプー州にある親戚の家でひどい下痢に襲われたときのことだ。それ以前、僕はこの薬の効果を信じていなかった。だって、筋肉痛のときなら話はわかるが、体調が悪いときやお腹を下したときにタイガーバームを塗ったって治りやしないだろう。
ところがである。親戚の家のトイレでうんうんともがき苦しんでいたときのこと。姉さんが
「ウ゛ィソナー、これをやれば良くなるからこっちに来なさい」
と言って僕にコックョルを勧めてきた。タイガーバームで下痢が治るはずはないという気持ちでいっぱいだったが、コックョルの効果より未体験のこの民間療法そのものに興味を持ったため、試しにやってもらうことにした。するとどうだろう。ガシガシひっかかれるため、慣れるまで皮膚に比較的強い痛みを感じるのだが(ただし、上手な人にやってもらえば痛くないらしい)、それを克服すると塗ってもらったところがスースーとした後にぽかぽかし始め、ごろごろと鳴っていたお腹はおとなしくなり、いつの間にか下痢が止まった。おお、すごいぞコックョル。この日以来、肩が凝った時、頭痛がする時、微熱がある時、僕はこの薬をゴシゴシと体に塗りつけるようになった。

Vさんによると、薬を飲む前にコックョルをやってもらうと通常より薬がよく効くようになる。プサートゥオルトンプーン(ロシアンマーケット)のそばにVさんおすすめの店があるのでそこへ行ってきたらどうかという。真偽のほどは不明だが、ある友人が「コックョルには血行を良くする効果がある」と言っていた。そのことと何かしらの関係があるのだろうか。

僕が使っているクマエの教科書(レベル4)「Yung rieng pheasar Khmae(私たちはクメール語を勉強する)」の22ページに医者と病気の治癒に関するテキストが掲載されているのだが、後半部分にコックョルに関する記述があるので最後にそれを紹介しよう。(以下、訳は管理人による)

もうひとつ、古くから行われていて、現在もカンボジア人が好んで用いる療法としてコックョルがある。頭や腰が痛い時、疲れきっているとき、カンボジア人は薬を飲む前にコックョルをする。コックョルによって症状が改善したら、薬を飲む必要はない。これはカンボジア人が昔から行ってきたやり方で、血液の流れをよくする働きがある。

井伊誠のブログ「カンボジア通信」はこちら>>> http://cambodia.blogtribe.org/
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