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トップコラムカンボジア通信カンボジア人のお仕事見学記(4)
カンボジア通信 2004年8月31日
25 カンボジア人のお仕事見学記(4)
[写真1]

ウドンへ向かって国道5号線を走っていると、左手に長方形の池がいくつも連なっているのが見えた。池のほとりには10人ほどの人が集まり、なにやら仕事をしている。すぐそばには小型トラックが止まっている。国道のわきにバイクを止めてしばらく見学していると、どうややらそこは養殖池らしく、人々は育てた魚の出荷作業をしているように見えた。これはおもしろそうだ。

バイクを中へ入れ、合掌して挨拶をしたのだが、変なヤツが来たなあという反応をされる。その通りなのでしかたがない。ストレートに見学させてほしいと伝え、許可を得る。

作業はいくつかの班に分かれて進められている。それらの中でもっとも興味深かったのは、魚の処理のしかただ。まず男たちが池に網を投げて魚を捕まえる。網に入った魚の尾を手でつかみ、もう片方の手に持った長さ20センチくらいの竹で魚の頭に「ボカッ」と打撃を加える。たいていの魚は一撃でぐったりする。一撃でしとめられなかった魚には再度「ボカッ」と竹を食らわす。魚は頭から血を流して息絶える。ぴくぴく痙攣しているものもいる。しとめられた魚は男たちの背後に放り投げられ、それを天秤係がかごに入れて重さを量る。市場へ売るためだ。

「1kgで3500リエルだよ」

少年が教えてくれる。計測が終わった魚は解体班によって順番に包丁でさばかれる。解体班は3班(といっても一班あたりの人数は1〜2人なんだけど)に分かれている。頭を落とす班、腹を割いて内臓を取り出す班、内臓を卵巣らしき部分とその他の臓器とに分ける班である。見たところ、頭以外は商品になるようだ。

作業の手伝いをしていた少年によると池は10ほどあり、ひとつの池で育てられている魚はみな同じだという。魚はラオスの市場で見たことがあるナギナタナマズと似ている。プノムペンの市場でも似たような形をした魚をよく見かける。気になったので聞いてみると、魚の名前はトレイ=プラー(トレイは「魚」の意)というらしい。体はヘラブナのように平たく、大きさは40センチくらいで口のところにヒゲがある。

解体作業をしている場所のすぐそばに、池に張り出した広さ3帖くらいの小屋が建っている。川沿いでよく見かける涼み小屋を簡素にしたような構造をしていて、床には何かが山のように積まれている。魚の餌らしい。外見は子どもの頃、釣りに行ったときによく使った練り餌のようだが臭いはコーンフレークのそれと似ている。触ってみたところ、ややパサついていた。何かしらの穀物が使われているのかもしれない。

「それはコントゥックというんだ」

兄ちゃんが言う。隣の池では2人の男が放り投げるようにして魚に餌をやっている。おもしろそうなので一緒にやらせてもらう。山のように積まれた餌を小さくちぎり、それを池にポンポンと投げるのだ。ただ投げているだけなんだけど、童心に帰ったような気分に浸れるのではまってしまい、男たちと結婚談義をしながら5分ほど手伝わせてもらった。手伝うというより、遊ばせてもらったといったほうが適切なんだけど。

手伝っている途中、あるアイデアを考えついた。第2回カンボジア勉強会ではカンボジアの食について語ってくれる人がいる。そこで、だ。餌を少しもらって日本へ持って行き、カンボジアの養殖魚はこういうものを食べて育っているんだよということを知らせたらおもしろいんじゃないだろうかと思った。カンボジア人の食と淡水魚は切り離せないものなので、みなさんきっと興味を持ってくれるだろう。

「これ、ちょっともらってもいいかな」

そんなもんいったい何に使うんだ? という表情をされたが兄ちゃんはOKしてくれたので、バックパックからビニール袋を取り出し、参加者の反応を想像しながらそこへ餌をひとつまみ入れた。兄ちゃん、どうもありがとう。

勉強会で参加者に魚の餌を見せた反応はどうだったかって? ゲストハウスに餌を置いといたら白いカビがこんもり生えちゃったので、しかたなく捨てちゃったんだよね。生ものだってこと忘れてたよ!
井伊誠のブログ「カンボジア通信」はこちら>>> http://cambodia.blogtribe.org/
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