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カンボジア通信 |
2004年8月11日 |
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15 朝ごはんはバンカニュ |
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[写真1]
非カンボジア人にとって、カンボジアの麺料理というと汁麺のクイティウ(クイティオ、クイッティオではない)が最も有名だろう。首都プノンペンなどでは朝早く(6時前後)からこの麺料理を出す屋台が出て、会社員や学生たちで賑わっている。
さて、先日ベトナム料理研究家の方から、「ベトナムには日本人にもよく知られたフォーのほかにも10種類以上の麺がある」ということを教わった。さすが中国の影響を強く受けている国だけあって、麺の種類も豊富だ。では、ベトナムの隣国カンボジアには、クイティウしか麺がないのかというと、どうやらそうではないらしい。
8/11
加筆 書き方が悪く、誤解される恐れがあると判断したため加筆しておく。ここでいう「麺」とは汁麺(スープ麺)のことであって、ヌォムバンチョックのようなつけ麺と呼ぶべき麺料理は含まない |
早朝、スヴァイリエンの町を歩いていたときのことだ。声をかけられて立ち止まると、リティ先生の姿があった。彼は家の前にある小さな涼み小屋のようなところで家族と朝ご飯を食べている。僕はまだ朝食を済ませていなかったので、うまそうだなあと思いながら彼の食べているものを見たところ、それは麺料理だったが麺がクイティウより太い。まるで日本のうどんのようだ。うーん、これはいったい何と言う料理なのだろうか。
「これはBanykany(バンカニュ)といって、カンボジア人が朝食によく食べる麺料理だよ」
リティ先生が教えてくれる。彼によると、バンカニュの麺は米粉(クメール語で「マサールオンコー」という)で作られるそうだ。具としていれるのは豚肉が一般的で、それに刻んだワケギ、揚げたニンニク、唐辛子、チー(ハーブの総称)などをちらして食べる。バンカニュを扱う行商のおばあさんが「1杯どう?」というのでいただいた。食感はちょっと煮過ぎのうどんといった感じだろうか。原料が違うわりにうどんと食感がよく似ている。チーのもぅっとくる香と揚げニンニクの香ばしさが食欲を刺激する。あっという間に1杯平らげると、おばあさんが
[写真2]
「もう1杯食べていきなさい」
という。うまかったので断れない。続けてもう1杯。それを見たリティ先生が、日本にはバンカニュはないのかと聞いてくるので、ちょっと似ている『うどん』というのがあるけれど、バンカニュはないと答えると「へぇぇ、うどんかあ」といった表情を浮かべる。他国に似ているものがあるのがおもしろいらしい。
バンカニュ、プノンペンでも食べられるといいなあと思いながらお勘定を済ませ、その場を去った。 |
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