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カンボジア通信 |
2004年7月18日 |
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12 スヴァイリエンでの「ぜいたく」 |
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[写真1]
カンボジア東部、ベトナムと国境を接するスウ゛ァイリエン州の観光情報をいろいろとあたっているのだが、こちらが望んでいる情報となかなか出会えない。いまのところ見つかったのは、Mekong Networkの一部である旅行記Travel in Cambodiaくらいだ。
シェプレアプやプノンペンなどの旅行記はインターネット上で多数公開されているが、ことスウ゛ァイリエンとなるとなかなか見当たらない。ホーチミンシティからモックバイ・バウ゛ェット国境を越えてプノンペンへ向かうルートは旅行者に人気があるので、その途中となるスウ゛ァイリエンにはみな立ち寄るもんだと思っていた。が、そうではなく多くの人たちは通過してしまうのかもしれない。
なぜだろうかと思ったら、Lonely
Planet Cambodia(4th edition)に "There is really nothing to attract
visitors,"という記述があるのを見つけた。訪問者にとって魅力的なものは何もない。それなのに旅行ガイドブックに情報が掲載されるスウ゛ァイリエン州とはいったいどんなところなのだろう?
確かに他の州の項目では見所となるところが紹介されているが、スウ゛ァイリエンのところではレストランとゲストハウス・ホテルの情報があるだけ。唯一の観光情報といえば、「かつてはナイトクラブがあったがカラオケの進出で衰退した。そのカラオケはプロの女性と客が出会う場所だと見なされている」といった内容だ。『地球の歩き方』に限ってはスウ゛ァイリエンの「ス」の字もでてきやしない。
だが、Lonery
Planetは「魅力的なものは何もない」と言ったあと、次のように続けている。
"but the provincial capital, Svay
Rieng, is a typical Cambodian towm with some
charm"
つまり、シェムレアプのように外国資本に犯されず、プノンペンのように資本主義が蔓延っていない、カンボジアの典型的な町の姿がスウ゛ァイリエンにはあるようだ。
299ページにスウ゛ァイリエン中心部の地図が載っているが、それによると町の東部にはWayko川という川が流れ、川沿いの店ではビールが楽しめるらしい。僕は「水の広がり」と酒に弱い。なぜかいつも水のあるところを求めている自分がいる。何を隠そう、何も隠していないが、カンボジアへ関心を持つきっかけとなったのも水が絡んでいる。トンレーサープだ。カンボジアの典型的な姿を眺めながら川沿いでアンコールビール、この組み合わせは無視できない。
さらにだ。ウンチクを語るつもりは毛頭ないのだが、スウ゛ァイリエンとは「(果物の)マンゴー」+「並べる(リエン)」のニ単語から成る地名で、『カンボジア語実用会話集』ラオ=キム=リアン、ラオ=えりか(連合出版)のP143にある「カンボジアの地名の特徴と意味」の項では「マンゴー並木」という意味だと紹介されている。マンゴー並木、なんておいしそうな地名なんだろう。僕はマンゴーが大好物だ。
しばらく前、カンボジア人の友人が言っていた。
「子どもの頃、家のそばを流れる川で泳ぎ、遊び疲れたら川沿いになっているマンゴーをもいで食べたもんだよ」
スウ゛ァイリエンに言ったら、「マンゴー並木」で同じようなぜいたくができるかもしれない。ビールつきでね。 |
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井伊誠のブログ「カンボジア通信」はこちら>>> http://cambodia.blogtribe.org/ |
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