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カンボジア通信 |
2004年6月15日 |
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09 なぜ「オークン」=「ありがとう」なのか |
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今日は、なぜかふと気になったクメール語の「o:rkun(オークン/ありがとう)」について綴ってみることにする。
日本語の「ありがとう」は、周知のとおり有り難い、つまり「ある(存在する)ことが難しい」という意味から「人の好意などに対して、めったにないことと感謝するさま」(『大辞泉』より)をいう。
一方、英語のthank
youはどうかというと、文字通り「あなたに感謝する」を意味することから日本語では「ありがとう」という訳が当てられている。
では、クメール語の「o:kun(オークン)」は、いかなる理屈から「ありがとう」となるのだろうか。それを知るにはo:kunを二つの要素に分解して理解する必要がある。
『カンボジア語辞典』坂本恭章(大学書林)によると、オークンの「オー」は「喜ぶ」「嬉しがる」という意味の動詞である。また、「クン」は「恩」や「徳」を表す名詞だ。つまり、クメール語のオークンとは「(あなたの)恩に喜ぶ」という意味から「ありがとう」となるわけだ。
一人で妙に納得した火曜日の夜だった。
一世紀ごろ/扶南(ふなむ)国興る。まだ海に囲まれた現在のカンボジア・タケオ州アンコール・ボレイが中心。当時は「トローク樹の茂る島」という意味でコークトローク島と呼ばれていた。中国人はこの島を扶南といった。
[出所]『ヴェトナムの中のカンボジア民族』大橋利久、トロン=メアリー(古今書院) |
なるほど、当時のアンコール=ボレイが島だったとすると、その島(海面から隆起した丘状の地形)を見て扶南(丘)と読んだ中国人の感覚は理解できる。
といっても、地名の由来なんてものは諸説が入り乱れているものなので、「どれそれが真実だ」なんて簡単には言えないし、僕のようなバカがああだこうだ言ったところで何の意味もないんだけどね。
※1 メコン=デルタというと、一般にベトナム南部の町カントー周辺のデルタ地帯だとされているが、地理学的にはもっと広い概念らしい。ある知人が仕入れた情報によると、その北限はカンボジアのコンポン=チャムあたりだという。
The name Siem Reap means' Siamese Defeated", hardly the most
subtle name for a major city near Thailand and a touch ironic given that
Thailand ultimately defeated Cambodia, and controlled Siem Reap and Angkor from
1794 to 1907.
出所:Loneiy Planet Cambodia(4th
edition) |
次回(?)は、カンボジア随一のビーチリゾートとして名高いシハヌーク=ビルを取り上げる予定。
※1
プノンは「丘」「山」、「ペン」は人名を意味する。クメール語では日本語とは反対に後ろから前へ修飾する。 |
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井伊誠のブログ「カンボジア通信」はこちら>>> http://cambodia.blogtribe.org/ |
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