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トップコラム柏野葉っぱ『姫様にょっき』正確表記病患者は、まず足元のカナ表記原則をはっきりせい
姫様にょっき  2006年08月03日
正確表記病患者は、まず足元のカナ表記原則をはっきりせい
 「正確表記病」にかかっていたことがある。
 
 たとえば「ドンムアン」を「ドーンムアング」と書いたり、スクンビットを「スクムウィット」と書いてしまうアレだ(下川ゆうじ氏ごめんなさい)。

 この伝でいけば「長江」は「チャングチアング」と書かねばならないし、「Los Angeles」は「ロースンヂェウズ」とでも書かねばなるまい。

 概してこの種の人々はまじめである。原語をできる限り正確に、かつ統一的にカナ表記することは、この言語のエキスパートたる日本人としての自分の使命とこころえている人が多い。

 だけどこのテの性格表記病の人のなかで、意外に統一されていないことは、その表記の目的についての面である。

 すなわち、

(1) カナを日本人が普通に読んだときに、それを現地人が聴いてわかるようにさせたい
(2) カナに直してしまったものでも、原語綴りに一対一に戻せるようにしておきたい
(3) 英字表記との互換性を持たせることで、国際性(?)あるカナ表記にしたい

という3つの基準が、そのときどきで混在したり入れかわったりして、定まることがないというケースが見受けられる。

 このうち(1)は、本多勝一氏が挙げていた端的な例でいえば、日本の官僚が書く「ヴィエトナム」(Viet Namのカナ写)批判に通ずるものである。つまり「vietonamu」などとベトナム人に言ったって、それがViet Namのことだと果たして彼らの何%が聞き取ってくれるだろうかと。ならばいっそ「ヱツナン」とでも書いたほうがよほど良い、という立場である。本多氏はこれを極論として書いたという感じがするが、この行き方は一つの見識だと思う。

 また(2)は、本来日本人が発音しわけないものを、カナで書き分けておくことにより、原語の綴りにいつでも戻せるようにしておきたいとする姿勢である。地球上の多くの言語は、日本語より音韻体系が複雑だから、結果は悲惨なことになる場合が多い。中学生向けの英和辞典の一部で採用されている「ディらイト」(delightのlがrでないことを示したい)もその例だ。とくにクメール語は、子音の種類も母音の種類も、両方が日本語よりはるかに多いため、できあがるカナ表記は、
「バッ(ト)ドムボァーン(グ)」(Battambang)
「パォィパェッ(ト)」(Poi Pet)
「プノゥムペッィ」(Phnom Pech)
等、日本人の誰にも発音できないものになってしまう。
 同じようなことがかつて、中国でも試みられた。自らの母語のラテン化においてである。声調記号を用いないでラテン化しようとしたのは主に西欧系の学者たちと、その流れを汲む中国人だったが、結果、約束事のやたら多いスペリング規則ができあがってしまい、当時のその教科書を見ても、1ページ目から、とても覚える気がしない。
 一方ロシアは声調記号を使った。ソビエト解放区を皮切りに、結局それが全人民のものとなったのである。

 そして(3)は、最近日本政府が廃止した表記「カンボディア」そのものである。原音と同じにしようとするのでなく、英語のスペルを横着にカナに写すのである。「Cambodia」や「Italy」のように、たとえ英語のスペルが原語と異なっていてもおかまいなし。まさに英語殖民地人である。
 昔の人はえらかった。「Espania」はちゃんと「エスパニヤ」と書いたし、「Yel'tsin」はちゃんと「エリツィン」と書いたのである。

 古来日本人は海洋民族であり、多分に商業民族であり、ときに倭寇であり、ひいては倭僑であった。彼ら草の根(と高みから見た言い方をしてみる)が聞き取りでカナに写した地名・文物は、今も根付いてもはや変えることはできない。その成立を詳細にたどれば、おそらく、日本人の耳が語末の「ng」音を「う」「い」でなく「ん」と捉え始めた時期なども、明らかにすることができるだろう。(Hong Kongを「ホウコウ」とはしなかった)
 最近私も、それでいいじゃないか、抗することはできないじゃないか、そして両民族の聞き取りのためにも、結局はそれがいちばん実用的じゃないか、と思いはじめています。所詮カナで原語綴りを表そうなんて無理無理。やるなら徹底して
「プノ^'(ム) ペ^'(ニ)」
「チャ^ゥ ドvッ(ク)(プ)」
みたいな大量新記号導入をしなければ完璧ではないのだから。

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