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トップコラム柏野葉っぱ『姫様にょっき』映画『下妻物語』
姫様にょっき  2006年01月03日
映画『下妻物語』  
【ネタバレ注意】

イチゴの失恋大泣きシーンで泣いてしまいました。それまでもいくつかの場面で連続して泣き寸前まで行っていたけど、とうとうそこで決壊し、

「あれ、なんで泣いてるの」

と姫様に笑われてしまいました。

まあとにかく見れ。言葉では語れんわ。この人CMとか撮ってた人だそうで、なるほどわかりやすい。絵的にすごく入ってくる。映画ってそういうもんでしょ。画と動きという技術を手段として、架構や思想を観客に叩き込むのでしょ。

2004年10月、私が妹の結婚式のため日本に一時帰国したとき、秋葉原の石丸ソフトワンの階段の踊り場で、この映画のDVDのプロモを見ました。動きの可笑しさが私の眼を奪い、眼も彩なロリータファッションが私の心を奪いました。

このDVDをぜひ買って帰りたい。そんなことを思ったのは初めてでした。が、残念ながらカンボジアへ帰国するまでにはまだ発売されないとのことでした。

DVD一本すら容易に入手できない境遇。映像文化という、もっとも低廉で大衆的な娯楽すら自由に享受する手段の満足にない、文化果つる地。わかってはいましたがその想いを新たにさせられたものです。

とくにこの時は、プノンペン出発まぎわのいろんな仕事上のドタバタと徒労による精神的疲れともあいまって、
「自分はなんでカンボジアにいるんだろ…」
という気持ちは滞日中、いつしか大きくふくらんでいきました。

石の上にも三年。
カンボジアの上にも三年。

意を決して移住したのだから、ダメでも三年はまずがんばろう。そう決めてカンボジアで働きはじめて三年が過ぎました。

だんだん忙しくなっていったプノンペンでの仕事。充実した日々。喜んでもらえることも多かったけど、ときには認めてくれないお客さんもいた。そんな時は疲れが出る。日々朝から夜までドタバタしてばかり。そしてカネはない。空港へ向かう途中に2軒搬入し、そしてポチェントン通りへ合流する小道で新王の帰国を待つ渋滞の車の中で、クレームの電話が私に鳴りました。修理が遅い、
「おたくは専門の方なのですから、」
もっとちゃんとしてもらわなきゃ困る、
「すみやかに返してください、」
と言う。

その時に、つきなみですが、それまで気づかなかったものが突然私の中で決壊しました。
「もうじゅうぶんだ」と思った。

プノンペンで、技術的に低い仕事をしていたつもりはない。むしろ、技術的に自らの全てを投入してアクセルをふかす場がないことがこんなに鬱憤を溜めるものだとは知らなかった。

つまり、三年前には、やりたい仕事より住みたい所を採ったくせに、今度は住みたい所よりやりたい仕事を採りたくなった。弱い人間は迷うことを止めるすべを知らない。

私の失敗は、ビジネスモデルの描き方を知らなかったことだ。ないし、描くことをサボった。それだけだったが、致命的なことだ。こうなることは、はたから見ればはじめから明らかだったろう。

実際、日本へ出稼ぎにでも行くか、プノンペンで何か怪しいことでもしない限り、もうカネがもたなくなっていた。後者をやる才覚がないなら、現実問題として前者をやるしか選択肢はもうなかった。カネを持って来てもう一度仕切りなおしたかった。カネがあれば仕事も作り出せると思った。

そんな自己弁解をひねりだし、そして逃げた。

あれから一年。この映画を見ると、上のようなことを思いだします。

今の僕は日本で最先端の技術者としてひたすら物を作っている。というか、物を作るための物を作るための物を作るための物を作っている。それはハドロンでできた物体でなく、単なる電子の流れや磁気の配列に過ぎないが、そこから生み出される価値は1日でプノンペンでの1年分をゆうに超えている。

だが生活はあいかわらず苦しい。まわりの日本人と比べてではない。カンボジアと比べて日本全体の生活が苦しいのだ。だけどここには物作りの現場がある。というか現場を作り出していく楽しみがあり、日々忙しい。それだけの理由で、当面僕は日本にいる。妻子には悪いけれど…。

というか正直言って、私を日本に単身赴任させて自分だけカンボジアへ帰省出産しようという妻に、内心はげしく嫉妬している今日このごろです。

後日談:
姫様はこの映画の深田恭子に顔や体型が激似(当社比)で、たまたま12月22日にこの映画を見てしまったので、うちでもこんな服を着せてみるべえと代官山まで一緒に繰り出しましたが、BABY, SSBのお店でピンクのコートを手にとった瞬間
「上野のほうが安い…」
と言われてしまいました。夫から妻への初めてのクリスマスプレゼントなんだから値段のことはいいのに、すでに半分自分のカネだと思ってるふしがあるようです。結局翌日上野AbAbで、4分の1の値段のコートを買いました。
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